2017年2月15日(水)午後、御茶ノ水ソラシティ アカデミア5階にて、株式会社税務研究会主催「リストリクテッド・ストック」(午後1時~3時)、「ストックオプション」(午後3時30分~5時30分)セミナーの講師を、弊社公認会計士・税理士の野村 昌弘が務めさせていただきます。
平成28年4月に経済産業省産業組織課より、『「攻めの経営」を促す役員報酬~新たな株式報酬(いわゆる「リストリクテッド・ストック」)の導入等の手引~』が公表されました。政府は、日本再興戦略の中で、我が国企業の「稼ぐ力」向上に向けた「攻めの経営」を促し、企業経営者に中長期的な会社の業績等を反映させた適切なインセンティブを付与するため、役員給与における多様な株式報酬や業績連動報酬の導入促進等を図ることとしています。これを受けて、日本でもリストリクテッド・ストック導入に向けて、会社法上の論点が整理され、関連税制も整備されました。平成28年6月の株主総会以降導入する上場企業も出てきています。
また、ストックオプションは、自社の株式をあらかじめ定められた権利行使価格で購入する権利を付与するものをいい、我が国の株式報酬制度の中では最もポピュラーな制度といってよいでしょう。権利行使価格を低廉な価格とすることで、株式保有と類似した状態を実現する株式報酬型ストックオプション(1円ストックオプション)の利用も近年増加しています。また、昨今利用が増加している権利確定条件付き有償新株予約権については、企業における会計処理の検討が現在企業会計基準委員会で進められているところです。
そこで前半の「リストリクテッド・ストック」セミナーでは、新たな株式報酬制度の概要、会社法上の整理、会計上及び税務上の取扱い、利益連動給与の改正等について、ポイントを分かりやすく解説します。また、後半の「ストックオプション」セミナーでは、ストックオプションの概要、会計上及び税務上の取扱い、発行手続と開示、権利確定条件付き有償新株予約権の企業における会計処理の検討状況等について、ポイントを分かりやすく解説します。一方のみの申込も可能ですので、是非ご参加ください。
詳細は、株式会社税務研究会様セミナー情報ホームページをご覧ください。
リストリクテッド・ストック
https://www.zeiken.co.jp/seminar/rs/detail/519